◆MRの働き方はキツイと聞くけどジェネリックメーカーも同じ?
◆ジェネリックメーカーのMRの働き方ってどうなの?
◆ジェネリックメーカーのMRって何をやっているの?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むことで、ジェネリックメーカーのMRがどんな働き方をしていて、その仕事が楽なのか否かを知ることができますよ。
ジェネリックメーカーMRの働き方はぶっちゃけ楽
この記事のテーマである「ジェネリックメーカーMRの働き方は楽なの?」という疑問に関する答えですが・・・
ジェネリックメーカーのMRの働き方は、ぶっちゃけ楽です♪
ただし、働き方が楽であるとの感じ方には個人差がありますので、「ジェネリックメーカーのMRでも大変だよ」という方もいることでしょう。
私の場合は前職や世間一般の働き方と比較してみた結果「楽だよねぇ」と感じておりますので、そのあたりを深堀りしていこうと思います。
なぜジェネリックメーカーMRの働き方が楽なのか
それではジェネリックメーカーMRの働き方が楽な理由について解説していきます。
楽な理由としては下記のようなことが挙げられます。
◆働き方を自由に設定できる
◆出社しない/人と会わない
◆ノルマは厳しくない
働き方を自由に設定できる
ジェネリックメーカーのMRは基本的に直行直帰の勤務スタイルになっております。
そのため勤務時間や仕事の内容を自分の裁量で自由に決めることができるのです。
ジェネリックメーカーに限らず、外資系メーカーも同様のスタイルを取っている会社が多く見受けられます。
その理由としては、本社や中心エリア(東名阪福)を除きオフィスを持たないことが一番の原因です。
オフィスを持たない理由
オフィスがなければ出社する必要がありませんので、会社や上司の監視もありません。
極論サボって丸一日家でゴロゴロもできますし、営業と称して好きな所にドライブやお買い物に出かけることも可能なのです。
どうですか?楽ですよね?私も前職からは想像もしない働き方で、ぶっちゃけ楽だなぁと感じました。
出社しない/人と会わない
先程の項目でも触れましたが、ジェネリックメーカーは本社や中心エリアを除きオフィスを持たない会社がほとんどです。
理由としては資金力が少ない、つまりお金がないからです。
そのため直行直帰スタイルが基本の働き方となるので出社という概念がありません。
出社しない&人と会わないと何が楽?
◆嫌な上司や先輩社員に毎日会ことがない
◆社内の同僚に気を使う必要がない
◆遅刻することがない(寝坊ウエルカム)
◆満員電車に乗る必要がない
◆無駄な飲み会やランチに行く必要がない
◆上司や同僚を気にして帰れないことがない
やはり人間関係から生じるストレスが会社に行きたくない&仕事をしたくない一番の原因になりますので、その部分が無いだけでかなり気持ち的に楽になりますよ!
いかがでしょう?コロナ禍で広がった在宅勤務やリモートワークですが、MRはそのずっと以前からリモートワークなのです。
ノルマは厳しくない
最後にもうひとつの楽ポイントですが、比較的にノルマが厳しくないということです。
その理由としては先発メーカーに比べて給料が低いからです。
給料比較
比較しやすいようにザックリと書きましたが、先発メーカーと後発(ジェネリック)メーカーの平均給与では約500万円ほどの開きがあるのです。
ジェネリックメーカーのMRがもらえるお給料は先発メーカーの約半額なんですね。
この差額の原因は販売する薬の価格に関係しており、ジェネリック品は発売する時点で先発品の半額の価格が設定されております。
ですので、高給取りの先発メーカーは厳しいノルマがありますが、ジェネリックメーカーのMRはノルマがそれほど厳しくないのです。
会社としても高いお給料を出せないので、ノルマも厳しくできないといったところでしょうか。
いかがでしょう?ジェネリックメーカーのMRっていいなぁ転職してみようかなと思われたかもしれません。
しかし世の中そんなに甘くはなく、ジェネリックメーカーならではの一面もあることをお伝えいたします。
ジェネリックメーカーMRの仕事が楽なことの弊害
ここからはジェネリックメーカーの仕事は楽だけど色々な弊害があることについて、触れていこうかと思います。
いいことばかりではないんですよね。
給料が安い
ジェネリックメーカーの仕事が楽であることの弊害として、何といっても給料の安さがあります。
原因は先程の項目でもお伝えしましたが、販売する薬の価格が低いことに他なりません。
よく製薬会社のMRであると伝えると“高給取りだね!”と誤解されますが、それは先発メーカーの話でありジェネリックメーカーはそれほどもらえないのが現実です。
この給料が低いことは色々なマイナス効果をもたらす原因にもなります。
◆仕事へのモチベーション低下
◆愛社精神の欠落
◆コンプライアンスの欠如
このマイナス効果のいきつく先は「不正」「転職」「業績悪化」などです。
私の職場でも安月給に嫌気がさしモチベーションが低い社員はたくさんいますよ。
“お給料分しか働かない!”“安月給なんだから無理して頑張る必要ない”
こんな意見も実際によく耳にするフレーズです。
現に私もやる気があるかと問われれば仕事へのモチベーションは低い方かも・・・
これらのマイナス効果はMRの質の低下につながり、会社の成長鈍化にもつながりますので、どこかで改善していく必要がありますね。
孤独感を感じる
ジェネリックメーカーMRであれば必ず自分は孤独だなぁと感じるはずです。
オフィスへの出社がなく直行直帰が基本となっていますので丸一日、同僚と話さないという日も多々ありますので。
そのため悩みやストレスを一人でため込んでしまう社員も多く見受けられます。
人と関わるのはイヤ!でも孤独もイヤ!人間とは本当に勝手なものですね。
孤独の時間をどう過ごすかも個人の自由であり、私は本を読んだり音声メディアなどで勉強しています。
ほとんどのMRはマンガやネットサーフィン、ゲームをしたりもしくは寝て過ごすことが多いようです。
やりがいが感じにくい
やりがいを感じにくいということも、ジェネリックメーカーの仕事あるあるなのではないかと思います。
やりがいを感じにくい原因として
◆薄利多売
◆二番煎じ
◆価格重視
扱う商品がジェネリック医薬品になりますので、どうじても国によって価格が安く抑えられてしまいます。
利益率の低さをカバーするためには全体の販売数量を増やす以外に方法はなく、つねに薄利多売のビジネスモデルなのです。
またジェネリック品は二番煎じであり、各社が同じものを出すため差別化が難しく、結局は価格重視になってしまいます。
このようなビジネスモデルは長年やっていると飽きもきますし疲れます。
たしかに私もここ数年はやりがいを感じられずに仕事をしている状態です。
今後もこのような働き方は続くか
さてこれまではジェネリックメーカーのMRは楽ですよ!でもその楽の裏側にはいろいろな弊害がありますよといったお話でした。
それでは、このジェネリックメーカーが楽という環境は今後も永遠に続いていくのでしょうか?
答えは「NO!」です。これは確実に言えることなのです。
要因としては・・・
◆会社の統廃合やリストラが起こる
◆先細りのビジネスモデルである
製薬業界にかかわっている方であればご存じですが、薬の値段は毎年のように国に下げられているんですよ。
ですので、古い薬が収益の中心にある会社にとってはとても厳しい環境になっているのです。
明らかに先細りのビジネスモデルですので、テコ入れしていかないと生き延びられませんよね。
もっとも国の考えは、ジェネリックメーカーは数が多すぎるので統廃合や倒産をしてスリムにさせたいようです。
以上のことから、ジェネリックメーカーはこれから熾烈な生き残りをかけたサバイバル時代に突入します。
まとめ
それでは本日のテーマのまとめになります。
本日は「ジェネリックメーカーMRの働き方がぶっちゃけ楽な理由」について解説しました。
しかし、働き方が楽であるということの背景には、いろいろな「弊害があるよ」ということを補足させていただきました。
そして「ジェネリックメーカーは楽である♪」という状況は、永遠ではにですよということ解説してきました。
オイシイ話には必ず裏に何かがあるものです。
ジェネリックメーカーのMRという働き方について少しでも参考になれば幸いです。
コメント